カマンベールチーズの特徴とは?
カマンベールチーズの原産国はフランス。
北西部のノルマンディー地方にあるカマンベール村発祥のナチュラルチーズです。
「チーズの女王」とも呼ばれ、外側を白カビで熟成させた小型・円形のチーズで中がトロっとしているのが特徴です。
とても柔らかいので、木枠や硬めの容器に入れて型崩れしないようにしてつくります。
濃厚でクリーミーな味わいで、クセがなく食べやすいため、子供から大人まで人気のチーズで、日本でも親しまれています。
カマンベールは実は2種類ある!
カマンベールチーズは、2種類のタイプに分かれています。
1つは昔ながらの製法でつくられるのもので、白カビによって熟成していくので、だんだんと風味が強くなり、味わいの変化を楽しめるタイプです。
もう1つは、容器に密閉する際に、加熱殺菌してから出荷する「ロングライフタイプ」です。
このタイプは乳酸菌やカビで生じる熟成を止めてしまうので、保存期間が長く安定した味わいになります。
スーパーで販売されているカマンベールは、ほとんどがロングライフタイプです。
カマンベールの食べ方は?
カマンベールはそのままで食べることが多いですが、パンやクラッカーにも合います。
温めても美味しいので、オーブンでトロっとさせてカマンベールフォンデュにしたり、最近では鍋に入れて楽しむカマンベール鍋も人気です。
カマンベールのふるさとノルマンディー地方の名産品リンゴからつくられるお酒「シードル」や「カルヴァドス」とのマリアージュもバツグンです。
カマンベールの元祖カマンベール・ド・ノルマンディー
世界中でつくられているカマンベールチーズの元祖といえば、「カマンベール・ド・ノルマンディー」です。
フランスのノルマンディー地方で製造されたカマンベールだけが名乗れる名称です。
無殺菌乳を使用するなど製法にも厳しい規定があり、一般的なカマンベールチーズよりも味に深みがあり塩も強めで独特な風味が楽しめます。
種類 | 白カビチーズ |
---|---|
産地 | フランス/ノルマンディー圏 |
原料乳 | 牛乳 |
AOC年 | 1983年(カマンベール・ド・ノルマンディー) |
熟成期間 | 最低21日(カマンベール・ド・ノルマンディー) |