ヴァランセの特徴とは?
ヴァランセは、フランス中心部の地名から名付けられたシェーブルタイプのチーズです。
四角錐の特徴ある形で、本来は真っ白なチーズですが匂いが強いので、それを抑えるために表面に灰をかけたものが主流です。
ヴァランセの独特な形状は、エジプト遠征に失敗したナポレオンが怒ってピラミッド型だったチーズを切り落としてできたとされる説があるほど、長年にわたって食べられているチーズです。
灰は匂いや酸味をおさえる役割があり、黒っぽい色が切った時にチーズの白く綺麗な断面を演出してくれます。
この色は熟成が進むと黒から灰色に変化し、舌触りや味も変化していきます。
そのため自分好みの味わいは、食べてく内に色で見分けることができます。
黒く最初のうちは、柔らかくあっさりした味が楽しめ、熟成すると色合いが薄くなり灰色へ、風味が強くなり水分も飛ぶので少し硬くなります。
食べる時期によって、ひとつのチーズで複数のチーズを楽しんでいるように味の変化を楽しめます。
山羊のミルクを使ったチーズは、少しクセがあり、熟成するとどんどん風味が強くなります。
ヴァランセの食べ方は?
クセが苦手な場合は、早めに食べるのがおすすめです。
フレッシュな状態であれば、若々しくさっぱりとした爽やかな味わいが楽しめます。
食べ方としては、レーズンパンやリンゴと合わせても良いですし、皮を取ってオリーブオイルに漬ければ美味しいワインのおともになります。
種類 | シェーブルチーズ |
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産地 | フランス/サントル・ヴァル・ド・ロワール圏 |
原料乳 | 山羊乳(無殺菌乳) |
AOC年 | 1998年 |
熟成期間 | 最低7日間 |