ピコドンの特徴とは?
ピコドンはフランスのロール・アルプ地方で作られる山羊のミルクを使ったチーズです。
45gくらいの小さめのチーズで、「ピカン」中世プロヴァンス語の「辛い」と、「甘い」を意味する「ドゥ」を合わせて名付けられました。
山羊のチーズは酸味を強く感じることが多いのですが、ピコドンはほっくりと焼き栗のような甘い味わいが楽しめます。熟成が進むと山羊チーズ特有のピリっとした辛みへ味が変化していきます。熟成によりここまで大きく味に変化があるのもピコドンの特徴です。
昔は、かなり熟成させてカチカチになったピコドンを食べていたので「辛い」と感じていたようです。
ですが、現在ではフレッシュで甘めなタイプを好む人が多くなってきたので、辛くなる前に食べるのが一般的になりました。
ピコドンの食べ方は?
ピコドンは熱を加えると甘さが増すので、パンの上に乗せてトーストしたり火を通して食べるのがおすすめです。
もちろん生のままでも甘さがストレートに感じられて美味しいので、サラダにしたりジャムと一緒に食べるのもポピュラーです。
少し辛めのものにチャレンジする時は、熟成させ表面のカビを厚めに剥き、フルボディの赤ワインや辛口の白ワインと一緒にマリアージュを楽しんでみてください。
種類 | シェーブルチーズ |
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産地 | フランス/ローヌ・アルプ圏 |
原料乳 | 山羊乳 |
AOC年 | 1983年 |
熟成期間 | 最低12日間 |