フルムダンベールの特徴とは?
フルムダンベールはフランス・オーヴェルニュ地方の青カビチーズで、「高貴なブルー」と称されています。
同じ地域の2つの町で似た製造方法でつくられていますが、東側で作られたチーズを「ルム・ド・モンブリゾン」、西側で作られたチーズを「フルムダンベール」と呼んでいます。
チーズは円盤型の平べったいものが多い中、フルムダンベールは直径13cm高さ20cmと背の高い円筒形をしている珍しい形が特徴です。
表面は少し乾燥していて、白~赤みかかっており、一見白カビタイプに見えますが中には青カビがしっかり入っています。
見た目は青カビが多くみえますが量としては少なめで、青カビチーズの中では食べやすいマイルドな味わいです。
その上品な味わいこそが「高貴なブルー」と言われる所以でもあります。
フルムダンベールの食べ方は?
フルムダンベールは白カビチーズに似た風味があり、青カビチーズが苦手な方でもそのままで食べることができます。
ナッツやレーズン・ハチミツと合わせたり、ソースやドレッシングにも使えます。
またグラタンやキッシュに入れると、青カビの風味がコク増すので、美味しく食べることができます。
食べきれず冷蔵庫で保存する場合は、他の食べ物にカビが移らないよう、しっかり密封容器で保存しましょう。
青カビは保存中に黄灰色にやや変化しますが、空気に触れると再びキレイな青カビ色に戻ります。
種類 | 青カビチーズ(ブルーチーズ) |
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産地 | フランス/オーヴェルニュ圏 |
原料乳 | 牛乳 |
PDO年 | 1972年 |
熟成期間 | 最低28日間 |