カチョカバロの特徴は?
正式にはカチョカヴァッロ・シラーノといい、歴史のあるハードチーズで、イタリア語で「馬のチーズ」を意味します。
洋ナシ型やひょうたん型をしたチーズを見たことがある方もいると思います。
名前の由来は所説ありますが、南イタリア「シーラーの森」で誕生したチーズで、現在は日本でもモッツアレラと同じく熱湯を加えながら生地を作るパスタフィラータ製法で作られています。
本場では2㎏くらいで直径は約8〜10cm、長さは約25〜30cmほどの大きさで作られていますが、日本で作れるのは100gくらいの物が多いです。
日本でカチョカヴァロが広く知られたのは、タレントであり酪農家でもある田中義剛さんの運営する花畑牧場です。
花畑牧場で製造・販売したカチョカヴァロが話題になり、一気に知名度が上がりました。
カチョカヴァロは熟成が進むと水分がなくなり、硬く少し酸味や辛みが出てきます。
燻製にして風味を付け保存性を高めたものを「アッフミカータ」、そのまま熟成させたものを「ビアンコ」と呼びます。
カチョカバロの食べ方は?
アッフミカータは薄くスライスし、そのまま食べるのがおすすめです。燻製にしているのでチーズのコクに香ばしさが加わり、ワインのみではなくビールとも相性が良いです。
ビアンコはアッフミカータと比べてクセがなく、ミルクの甘みを感じることができます。
そのままでも美味しく食べられますが、軽く両面を焼き黒コショウをかけたり、衣を付けて揚げたり調理しても美味しく食べられます。
種類 | パスタ・フィラータチーズ |
---|---|
産地 | イタリア/プーリア州 |
原料乳 | 山羊乳(無殺菌乳) |
DOP年 | 1996年 |
熟成期間 | ― |