モルビエの特徴とは?
モルビエは、フランスで人気の高いセミハードチーズです。
コンテの製造過程で出る余りのカード(牛の生乳にタンパク質凝固物質を加えた際にできるタンパク質の塊)を利用してつくられています。
一本の黒い線が中に入っているのが特徴で、一目でモルビエとわかります。
昔は虫よけのために鍋に煤(すす)を入れていたため、黒い線がついたと言われています。
現在では、その線を再現するために植物性の添加物に代わっていますが、食べても体への影響はありません。
一般的なセミハードタイプは長期熟成が良いとされますが、もちもちの触感とミルクの優しい味わい魅力のモルビエは熟成には向いていません。
柔らかくしっとりとしている状態の内に食べるのがおすすめです。
モルビエの食べ方は?
モルビエは、薄くスライスしてそのまま食べるのがおすすめです。
優しいミルクの風味の中にも後味にやや苦みがあるので、ワインのおつまみにもピッタリです。
日本酒にも合うので、ぜひ試してみて下さい。
その都度、食べ切れる分だけ購入しましょう。
もし余ったとしても、1週間程度で食べきってしまうことが美味しく食べるコツです。
食べ切れなかった場合は、ピザやグラタンなどの料理に利用するのがおすすめです。
種類 | セミハードチーズ(非加熱圧搾) |
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産地 | フランス/フランシュ・コンテ圏 |
原料乳 | 牛乳 |
AOC年 | 2000年 |
熟成期間 | 最低45日間 |