オッソイラティの特徴とは?
オッソイラティは、アルン地方のオッソー谷とバスク地方のイラティの森から名付けられた、羊のミルクを使ったハードタイプのチーズです。
このチーズはアポロンが作ったという伝説があるほど昔からあるチーズですが、実は名前が付いたのは1980年と最近です。
元々バスク地方では様々なチーズが作られていましたが、それぞれに固有の名前はなく「羊のチーズ」として売られていました。
ですが、AOC(フランス国内の原産地呼称制度)を取得するため、オッソイラティという名前を付けたと言われています。
現在、AOCで規定されている羊乳は、3種類の羊と決められれています。
ピレネーでは毎年30万頭もの羊が放牧されてており、出来上がったチーズは厳しいチェックを経て世界に出荷されています。
オッソイラティは羊のミルクを使ったチーズの中でもあまりクセがなく、少し酸味のある香りと濃厚なコクと甘みが特徴です。
3ヶ月以上熟成させるので硬いチーズですが、ミクルキャンディーのような優しい後味なので、羊のチーズを初めて食べる方におすすめです。
オッソイラティの食べ方は?
オッソイラティはミルクの風味とコクが素晴らしいので、そのまま食べるのがおすすめです。
フランスでは、ハチミツやブラックベリー・カシスのジャムと一緒に食べるのが一般的ですが、ブルーベリージャムで代用しても美味しいです。
ワインは、赤ワインよりも白ワインと相性が良いです。
赤ワインと合わせたい場合は、フルボディは避けてフルーティーなものを選んでみてください。
種類 | セミハードチーズ(非加熱圧搾) |
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産地 | フランス/アキテーヌ圏 |
原料乳 | 羊乳 |
AOC年 | 1980年 |
熟成期間 | 最低3ヶ月(大型のもの) |