ヌーシャテルの特徴とは?
ヌーシャテルは、フランス北部のノルマンディ地方の白カビチーズです。
ハート形が特徴的なチーズですが、丸形や四角いタイプもつくられていて、ハート形は「クール・ド・ヌーシャテル」と呼ばれています。
ハート形の由来は、14世紀の100年戦争までさかのぼります。
ノルマンディのヌーシャテル村に住んでいた女性が、敵国のイギリス人兵士に恋をしてハート形のチーズをつくって贈ったというのが始まりという逸話が語り継がれています。
ヌーシャテルは、ダブルクリーム製法でつくられているため、脂肪分が高いのが特徴です。
味わいは、ミルクの風味が濃厚な割にはクセがなく食べやすいですが、塩気がやや強く、熟成が進むとクセが強くなっています。
ハート形のヌーシャテルは、その可愛らしい形からバレンタインのプレゼントやチーズ好きな人への贈り物として人気があるチーズです。
ヌーシャテルの食べ方は?
ラベルとヌーシャテルは同じ白カビタイプのカマンベールと比べると、シャープな味わいで塩気が強めなので、辛口の白ワインやミディアムボディの赤ワインと合わせたり、パンにのせて食べるのがおすすめです。
りんごやドライフルーツと一緒に食べても美味しくいただけます。
熟成が進むとだんだんキノコような香りがしてきますが、熟成しすぎると酸味が強くなってしまうので、そこまていかない内に食べ切ってしまいましよう。
表皮の色が茶色がかってきたら、食べごろのサインです。
種類 | 白カビチーズ |
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産地 | フランス/ノルマンディー地方 |
原料乳 | 牛乳 |
AOC年 | 1969年 |
熟成期間 | 最低10日間 |