白カビチーズ

ブリ・ド・モー

ブリ・ド・モー

ブリ・ド・モーの特徴は?

ブリ・ド・モーはフランスを代表する白カビチーズです。
カマンベールと仲間で、作られる地域と大きさで区別されます。また別名「クロミエ」「ブリ・ド・ムラン」と合わせて「ブリ3兄弟」とも呼ばれています。

カマンベールとの違いは?

ブリ・ド・モーとカマンベールは混同されやすいチーズですが、その違いについて説明します。
カマンベールは北西部のカマンベール村で、モーは東部のモー村で誕生しました。
一説によると、モーの作り方がカマンベールの誕生に繋がったと言われています。
ブリ・ド・モーもカマンベールも同じ白カビチーズなので、製造方法にあまり違いはありません。
ですが、カマンベールは片手サイズの直径約12㎝、ブリ・ド・モーは直径約27~36㎝と両手よりも大きいので、違いは一目瞭然です。

見た目の違いだけで、製造方法にあまり差がないのであれば味も同じなのでは?と思う方もいるかもしれません。いえ、その大きさの違いこそが、カマンベールとブリ・ド・モーを大きく分けます。
チーズは大きいとゆっくり熟成します。なので同じ日に製造されたブリ・ド・モーとカマンベールを一週間後に食べたとしたら、味は全く違います。
本場の味を楽しみたい方は、フランス政府公認のAOCマークを目印にモーを探してみてください。

ブリ・ド・モーの食べ方は?

モーの食べ頃は製造から3~4週間後、外側から内側にかけて発酵するのでホールケーキを切るような形で切り分けましょう。
そうすると外と内の味の違いを楽しむことができます。

そのまま食べる際はマスカットやリンゴなどのフルーツと一緒に食べると、美味しさが引き立ちます。
また、サンドイッチにしても美味しいので、バゲットにマスタードを塗ってチーズを挟むのがおすすめです。
ワインと合わせるなら、シャンパンか華やかなタイプのブルゴーニュの赤が良いでしょう。

 

種類白カビチーズ
産地フランス/イルド・フランス圏他
原料乳牛乳(無殺菌乳)
AOC年1980年
熟成期間最低4週間以上