ハードチーズ

ミモレット

ミモレット

ミモレットの特徴とは?

ミモレットは断面が鮮やかなオレンジ色の丸いチーズで、フランス北部ベルギーとの国境付近でつくられています。
フランス語のmi-molletで「半分だけ柔らかい」という意味です。
オランダ産エダムの製造方法を元にして作られたチーズだといわれ、表面はボコッとした穴が空いており、くすんだ茶色をしているのが特徴です。

丸い形のままのミモレットは表面に粉がふいています。
これは「チーズダニ」の働きで、このダニによって熟成が進んでいきます。
ダニが食べていた表皮の部分は取り除いて、オレンジ色の部分のみを食べます。

熟成が進む前のミモレットは柔らかさがありますが、熟成が進むと刃が入らないほど硬くなり、ハードチーズらしい噛みごたえが楽しめます。ミモレットは食べごろが長いことも特徴で、年単位で熟成が進みます。外皮をはがすと熟成が止まるので、自分が一番美味しいと思うタイミングではがすと食べ終わるまで味が変わらず楽しめます。

ミモレットの食べ方は?

ミモレットはそのままでもおいしく食べられますが、料理に使うとと塩味とコクがプラスされて味に深みが増します。
水分が抜けて硬くなったミモレットはすりおろしてパスタやサラダに振りかけたり、スライスしすればワインだけでなく、ビールにも合います。

また熟成が進んだものは「カラスミのようだ」と例えられ、アミノ酸の旨味成分が日本酒とも相性バツグンです。
熟成とともに独特の旨味を味わえるのもミモレットの魅力です。

 

種類ハードチーズ(加熱圧搾)
産地フランス/フランドル地方など
原料乳牛乳
AOC年認可外
熟成期間6週間