ハードチーズ

ボーフォール

ボーフォール

ボーフォールの特徴とは?

ボーフォールは、コンテとアボンダンスと並んで三大「山のチーズ」と呼ばれ、美食家ブリア・サヴァランから「チーズのプリンス」と絶賛されたフランス原産のチーズです。

牛乳をふんだんに使って作られるので、ミルクのほんのり甘いやさしい香りと栗のようなコクのある濃厚なチーズです。
熟成の若いものも美味しいですが、最低でも4か月、9~18か月熟成させたものがおすすめです。さらに独特の風味が増し、深い味わいが楽しめます。

もう一つのおすすめは、夏の間に山で放牧された牛から絞った牛乳を使って作るボーフォール・ダルパージュです。
6~10月の間に製造されたものは「エテ」と表示することができ、シャレ(山のチーズ小屋)で伝統的な製造方法で作られたものを「シャレ・ダルパージュ」と表示することが認められています。
側面にくぼみがあるのが特徴で、ウズラの目と呼ばれる小さな気孔や、レニュールと呼ばれる真っすぐ細い亀裂が入っています。

ボーフォールの食べ方は?

ボーフォールはそのままでも十分ハードチーズの美味しさを味わえますが、火を通すとさらに旨味が増すチーズです。
生産地のフランスでは、チーズフォンデュにして食べたり、キッシュやグラタンに使うなど、豊かな風味を生かして加熱した料理に使われることが多いです。

もちろん、そのままスライスすればワインやビールのおつまみにピッタリですし、ジャムやハツミツを添えても美味しくいただけます。
白ワインなら辛口タイプ、赤ワインなら重すぎずコクがあるタイプと相性が良いでしょう。

 

種類ハードチーズ(加熱圧搾)
産地フランス/ローヌ・アルプ圏
原料乳牛乳(無殺菌乳)
DOC年1968年
熟成期間最低5ヶ月