チーズの基礎知識

チーズの保存方法

チーズ保存方法

チーズの正しい保存方法は?

ラップにくるんで冷蔵庫に入れてしまいがちですが、チーズによって適した方法があります。
チーズの保存で一番大切なことは乾燥させないことです。
残ったチーズは正しい方法で保存して、最後まで美味しくいただきましょう♪

 

フレッシュタイプチーズの保存方法

クリームチーズやマスカルポーネなどのクリームタイプは、包んであった銀紙で空気に触れないように包んで冷蔵庫で保存します。
容器にそのまま入っている場合は、オーブンシートでフタをして空気が入らないようにします。

モッツアレラは浸かっていた水分(乳清)と一緒に、タッパーや深めのお皿入れます。
断面は下にして、フタをして冷蔵気に入れて保存しましょう。

フレッシュチーズの特徴と種類
パスタフィラータチーズの特徴と種類

 

白カビタイプチーズの保存方法

木箱に入っていた場合は、そのまま木箱に戻して冷蔵庫で保存し、一緒にレタスやパセリを少し入れておくと乾燥防止になります。
木箱が無い場合は、切り口にアルミ箔をあてて乾燥しないようにしながら、オーブンシートに包んで冷蔵庫に入れましょう。
オーブンシートがなければラップでもOKですが、ジップロックに入れて密閉し、できればラップは3~4日ごとに取り換えましょう。

白カビチーズの特徴と種類

 

青かびタイプチーズの保存方法

白カビタイプと同じ保存方法でOKです。
オーブンシート(なければラップ)で包んで密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存します。
水分(乳清)が出てきたら、キッチンペーパで拭き取ってください。
青カビは刺激があり強めの香りなので、他の食品に移らないように注意しましょう。
ジップロックかタッパーなどの密封容器にいれると安心です。

青カビチーズの特徴と種類

 

ウォッシュタイプチーズの保存方法

他のチーズ同様、乾燥は大敵です。
オーブンシート(なければラップ)で表面を覆って、空気に触れないようにしましょう。
エポワスやモンドールのように木枠に入っている場合は、丸ごとごとラップでつつんで、ジップロックに入れて冷蔵庫で保存します。
2~3日に一度、空気に触れさせることをおすすめします。

ウォッシュチーズの特徴と種類

 

ハードタイプチーズの保存方法

他のチーズと同じ保存方法ですが、フレッシュタイプや白カビタイプほど神経質になる必要はありません。
オーブンシートで包んでからラップで包むか、ラップでピッタリと包んでから、ジップロック(密閉容器)に入れて冷蔵庫で保存します。
2~3日に一度、空気に触れさせるようにしましょう。

ハードチーズの特徴と種類
セミハードチーズの特徴と種類

 

シェーブルタイプチーズの保存方法

他のチーズの保存方法と異なるポイントがあるので注意しましょう。
シェーブルの場合は、通気を良くしないと、シェーブル独特の香りが強く出てしまい風味が損なわれてしまいます。
できれば、購入した際の包装紙でそのまま冷蔵庫で保存するのがベストです。
無い場合はラップやオーブンシートでくるんで、空間を作りフワっとさせて保存することがポイントです。
ただし、切り口は他のチーズよりカビが付きやすいので、アルミ箔を当てておくようにしましょう。

シェーブルチーズの特徴と種類

 

もし残ってしまったチーズは、タイプによってはお料理に使うと美味しいものもあります。

◆セミハードやハードタイプのチーズ
おろし金(グレーダー)ですりおろして、サラダやパスタに散らしたり、カレーやグラタンみ使うとコクが出て旨味が増します。
チーズフォンデュに使うのもおすすめです。

◆青かびタイプのチーズ
ドレッシングやソースにしたり、パスタやオムレツに入れたりすると、深みが出てひと味違った美味しさを楽しめます。