チーズの基礎知識

チーズの製造方法

チーズの製造方法

チーズの作り方は2種類

チーズは大きく分けてナチュラルチーズとプロセスチーズがあります。
製造方法や原料もそれぞれ異なります。

【ナチュラルチーズ】牛・山羊・羊などの生乳を原料に作ります。

【プロセスチーズ】 ナチュラルチーズを加工して作ります。

 

ナチュラルチーズの製造方法

ナチュラルチーズ製造方法

 

①生乳を63℃以上で加熱し、「加熱殺菌」します。

②乳酸菌→酵素を入れるとたんぱく質が固まり、「凝固」したらカードができます。
カードを切って絞り乳清(ホエー)を出します。

③水分である乳清が抜けると、カードは弾力のある豆腐のようになるのでそれを「型詰」します。

④型を「圧縮」し、さらに乳清を絞り出すとチーズの原型ができます。

⑤「加塩」(塩を加えた)後に、雑菌の増殖を抑え正常発酵させるために表面に塩をまぶすか、塩水に浸します。
これで同時に風味も良くなります。

⑥最後にそれぞれのチーズに適した期間、温度・湿度で「成熟」させることで、独自の香りや旨味が生まれていきます。

 

プロセスチーズ製造方法

 

①原料のナチュラルチーズを配合します。
(単体のナチュラルチーズで作るのか、複数ブレンドするのか、香辛料を加えるのかなど、それによってプロセスチーズの味が決まります)

②原料を細かく「粉砕」します。

③75℃~120℃で「加熱」しつつ、乳化剤を入れ原料を「融解」していきます。

④熱いうちに様々な型へ流し込み「型詰」します。

⑤「冷却」します。冷えたら完成です。