バノンの特徴は?
バノンとは、南フランスのバノン村で製造された、ハーブを食べて育った山羊の生乳を原料にしたシェーヴルチーズです。
栗の葉で包まれた特徴ある見た目で、味は酸味が穏やかで酒粕のような濃厚な風味があります。
バノンはローマ時代から作られていたといわれる、歴史のあるチーズです。
昔は各家庭で作られており、サリエットやローズマリーなどその土地のハーブをまぶしただけのものでした。
その後、ブドウの葉からクルミの葉に変わり、現在では「栗の葉に包むこと」と製造方法が統一されています。
バノンの食べ方は?
バノンは山羊の生乳を使ったチーズの中でもクセは余りないので、調理するよりも、栗の葉の香りや食感をそのまま楽しむのがおすすめです
熟成が進むと栗の葉の香りがしっかりチーズに移り、スモークのような香ばしい風味が味わえます。
また熟成が進む前はチーズがぎゅっと締まっていますが、熟成が進むと中がスプーンですくえる程トロトロになるので、その状態で食べるのがおすすめです。
食べる30分ほど前に冷蔵庫から出して常温に戻しておいてから食べるとちょうど良いでしょう。
やや塩味を感じるので、ワインがすすむチーズです。
ロワール地方の白ワイン、ミディアム・ボディの赤ワイン、スパークリングワインとよく合います。
種類 | シェーブルチーズ |
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産地 | フランス/プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール圏 |
原料乳 | 山羊(無殺菌乳) |
AOC年 | 2003年 |
熟成期間 | 最低15日 |