ウォッシュチーズ

エポワス

エポワス

エポワスの特徴とは?

正式名称は「エポワス・ド・ブルゴーニュ」で、フランスのブルゴーニュ地方エポワス村で作られているウォッシュタイプのチーズです。
16世紀にはエポワス村に在住するシトー派の修道士によって作られていたという歴史の古いチーズです。
19世紀頃にはパリなどの都会にもその美味しさが認められ、多くのチーズ通に愛されていました。
チーズの名前としても残されている、著名な美食家のブリア=サヴァラン氏はこのチーズを「チーズの王」として讃えています。

ウォッシュタイプのチーズは熟成方法に特徴があり、凝固したチーズの表面を塩水で洗いながら(ウォッシュしながら)つくります。
このチーズも同様に、表面を洗いながら熟成をするのですが、その際に使用する液体が塩水ではなく、マールというワイン用のブドウの搾りかすから作られる蒸留酒を用いて洗うという、一風変わった製法を用いています。

 

エポワスの食べ方は?

独特な製法のため、かなり独特な強い香りを放つチーズです。
表皮の部分は香りが強いのですが、気になる場合は皮を取ってみて下さい。
中身は常温でもスプーンですくえるほどにとろけていて、味わいはクリーミーかつ濃厚でコクが楽しめるチーズです。
お酒がお好きな方は、ぜひ相性の良いブルゴーニュ産の赤ワインやマールと合わせてみてください。

エポワス

 

エポワスは熟成するとトロトロになるので、レストランではスプーンに乗せてプレゼンテーションされます。
食後に、ぜひワインとのマリアージュを楽しんでみて下さい。

 

種類ウォッシュチーズ
産地フランス/ブルゴーニュ圏
原料乳牛乳
AOC年1991年
熟成期間最低4週間