スーマントランの特徴とは?
スーマントランはフランス原産のウォッシュタイプのチーズです。
現地では出世魚のように名前が変わるチーズで、若い内は「サンフロランタン」と呼ばれています。
同じ生産地の「エポワス」と似た製造方法で作られますが、エポワスが塩水で洗浄後にマール酒で洗浄するのに対し、スーマントランは塩水のみで洗浄して熟成させます。
一週間で2~3回塩水で洗浄しながら2か月程度で完成します。
柔らかくもっちりとした食感で、オレンジ色の表面の皮は薄く、外皮と呼べるほどのものはありません。
中は明るいクリーム色でねっとり、ウォッシュタイプにしてはクリーミーな味です。
やさしい風味とウォッシュ特有の力強さのバランスが良い、チーズ初心者にもおすすめチーズです。
熟成するとウォッシュタイプならではの香りがしますが、そこまで強くありません。
5月くらいから秋口までが食べごろです。
スーマントランの食べ方は?
スプーンですくってそのまま食べたり、塩味が強いのでジャガイモやリンゴと一緒に食べるのもおすすめです。
パンに合わせる場合は、バケットやクラッカーのあっさりしたものより、クロワッサンやブリオッシュのような甘めのパン(ヴィエノワーズ)に合わせるのが本場フランス流です。
ワインは同じ産地の白ワイン・シャブリをしっかり冷やして一緒にいただくと、とても相性が良いです。
シャブリ以外でも辛口の白ワインや、軽やかな赤ワインとも合います。
種類 | ウォッシュチーズ |
---|---|
産地 | フランス/ブルゴーニュ圏 |
原料乳 | 牛乳 |
AOC年 | 農家製 I.G.P. |
熟成期間 | 最低21日間 |