フェタチーズの特徴とは?
紀元前、古代ギリシャのアテネ地方が原産で、現代までほとんど進化していないチーズと言われています。ギリシャ以外でも、同じ製法で牛乳や水牛の乳で作られたチーズがあり、フェタチーズと名乗っていました。ですが、EU(欧州連合)の法律で2007年10月からフェタチーズの名称はギリシャ産に限ると制定されました。
不揃いの小さい穴が空いた、ぽろぽろした木綿豆腐のような表面が特徴で、塩水に漬けて保存するので、ギリシャ人にとっては漬け物のように食べられていました。
そのため塩みがかなり強いので、食べる前には塩抜きが必要です。
フェタチーズの食べ方は?
フェタチーズは生で食べても美味しいですが、サラダやパイにするのが定番料理で、地中海沿岸から中近東で毎日のように食べられています。
グリークサラダ(ギリシャサラダ)は、トマト・キュウリ・玉ねぎなどの野菜と一緒にフェタチーズをオリーブオイルとオレガノで和える夏の人気サラダです。
また「サガナキ」と呼ばれるフェタチーズを油で揚げた料理もあります。
フェタチーズは山羊乳でつくられているので独特の香りがあり、料理に使うとコクと塩味が料理に足されて、ワンランク上の仕上がりになります。
日本人にとってはあまり馴染みのない香りに最初は驚くかもしれませんが、一度食べてクセになるという声も多い人気のチーズなので、ぜひ試してみてください。
種類 | フレッシュチーズ |
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産地 | ギリシャ/シロス島 |
原料乳 | 羊乳(山羊乳は30%まで使用可) |
PDO年 | 2002年 |
熟成期間 | ― |