チーズのトリビアを知れば、ますますチーズの世界が広がります!
チーズの美味しい季節はいつ?
チーズにも旬はあります。
チーズにとって旬とは、味がのっていて一番美味しい時期のことです。
ナチュラルチーズの原料は牛や羊などのミルクですが、育つ風土や食べる草などによって味が変わってきます。
食べる牧草としてベストは3~5月頃の一番草と呼ばれるもので、栄養が高いとされています。
続いて、5~6月頃の草、8~9月頃の二番草があります。
牧草の季節によってミルクの味も変わるため、同じ種類のチーズでも味わいは違ってきます。
特に、出産時期が決まっている山羊や羊はミルクがとれる季節が限られます。
例えば山羊乳を原料としているシェーブルチーズは1年中作られていますが、美味しいのは絞りたてのミルク使った春先のチーズです。
チーズの製造時期は、牛・羊・山羊のお母さんが子供を生んでミルクを出している間ですが、春から初夏にかけて一番草が最適です。
また山岳地域では初夏から夏にかけての時期のミルクがチーズにとってベストな原料乳になります。
つまり、その時期に完成したチーズに熟成期間をプラスすると、チーズの一番美味しい旬になるんです。
これからチーズを選ぶ際は、好きなチーズだけでなく、季節を感じる旬のチーズもぜひプラスしてみてください。