そもそもチーズって何?
チーズといえば、誰でも知っている食品すよね。
一度は食べたことがあるのではないかと思います。
ですが、「チーズって何?」と改めて聞かれると、どう説明すれば良いかちょっと考えてしまったりしませんか?
実はチーズの歴史はとても長く、「最も古い加工食品」とも言われています。
作り方は、簡単にいうとミルクを固めて水分を除いたものがチーズです。
大部分のチーズは牛のミルクを原料にしていますが、それ以外に羊・ヤギ・水牛などのミルクを使ったチーズもあります。
チーズはヨーロッパの食べものというイメージがあるかもしれませんが、実は中東やアジアでは昔から食べられています。
例えば、中東知識では朝食のメニューは定番です。
日本でいうと、ご飯にお味噌汁という感じですね。
もちろんヨーロッパでチーズの人気は絶大ですが、アジア地域でもネパール、モンゴル、チベットなどではチーズづくりが盛んです。
これほど世界中で親しまれ、たくさんの種類がある食材は、チーズをおいて他にないと言っても過言ではありません。
ヨーロッパ以外のチーズ事情は?
◆ギリシャ
ヨーロッパの中で、一番チーズづくりの歴史が古い国です。
紀元前8世紀には食べられてしたと言われ、その時代は山羊や羊のミルクが原料だったとか。
ギリシャのチーズの消費量は年間ひとり当たり約30Kgといいますから驚きですね!
◆メソポタミア
中東はチーズ発祥の地とされています。
「羊の胃袋にミルクを入れて、しばらくたって見てみると、白い固まりと水が出てきた。食べてみたらととても美味しかった」という民話が残っており、偶然に生まれたのがチーズと言われています。
◆モンゴル
紀元前3世紀ごろからチーズづくりが始まりました。
モンゴルの代表的なチーズ「ホロート」は、かのチンギス・ハーンが愛したチーズで遠征の際には持参していたとか。
◆チベット・ネパール
ヤクというヒマラヤの山岳地帯に生息する動物のミルクでチーズを作ったのが始まりと言われています。
高地の保存食として硬く乾燥しているのが特徴です。
◆日本
6世紀に仏教とともにアジアから伝来したのが、チーズの原型と言われる「蘇(そ)」です。
その頃のチーズは貴重で高級な食べ物とされていました。
このように、ヨーロッパ以外の地域でもチーズづくりが行われてきました。
お店で見かけたら、ぜひ世界のチーズを購入して楽しんでみて下さいね。