デサートワインとチーズのマリアージュは？
チーズとハチミツは定番のマリアージュとして、よく知られています。
それと同じように、塩気のあるチーズと甘いお酒はとっても相性が良いんです。
デザートワインはいろいろな種類があるので、タイプ別に相性のよいチーズを紹介します。
貴腐ワイン
貴腐ワインは、ブドウがまだ木になっている状態で、果実に貴腐菌がつくことで生まれるデザートワインです。
菌の働きで、濃厚な甘みとハチミツのような芳醇な香りが楽しめる貴腐ワインには、味わいの強いチーズが鉄板です。
代表的なマリアージュは、世界三大ブルーチーズに数えられるロックフォール、スティルトン、ゴルゴンゾーラです。
青カビの刺激と辛みが強めなので、貴腐ワインとピッタリです。
アイスワイン
凍ったブドウから造られるアイスワインは、雑味の少ないピュアな甘みが特徴です。
この澄んだ甘みは、ミルクの優しい甘みのあるチーズとマッチします。
フレッシュタイプのリコッタやフロマージュ・ブランのほか、白カビタイプのブリヤ・サヴァラン、少し塩味のしっかりしたヌーシャテルとも相性バッチリです。
フレッシュタイプのチーズは鮮度が命ですので、輸送に時間のかからない国産のチーズを合わせても楽しめます。
アイスワインはしっかり冷やして楽しむワインですので、チーズも冷やして合わせましょう。
ストローワイン
ストロー(藁)ワインは藁の上で、干しブドウを原料につくられた甘口のワインです。
濃厚な甘みと、後味にほのかな苦みを感じられるのが特徴です。
代表的なストローワインは、フランスのジュラ地方でつくられるヴァン・ド・パイユです。
このワインにはぜひ同じ地方のチーズを合わせてみてください。
この地方の代表的なチーズでもあるコンテや青カビタイプのブルー・ド・ジェックス・オー・ジュラ、少し南のサヴォワ地方だとトム・ド・サヴォワのナッティな風味とよく合います。
フランスでは、食後にデザートワインとチーズのマリアージュを楽しむのがスタンダードです。
レストランでコーヒーや紅茶で食事を締める人も多いかと思いますが、ぜひ食後にデザートワインとチーズを合わせてみてください。
ゆっくりとした素適なひと時が楽しめますよ♪
