白カビチーズ

ガプロン

ガプロン

ガプロンの特徴とは?

ガプロンの「ガプ」はガプロンの故郷フランス・オーヴェルニュ地方の方言で「残りかすのミルク」を意味します。
通常のチーズは羊や山羊・牛などのミルクを原料に使いますが、ガプロンはバター作りで残ったミルク(バターミルク)を原料として作る白カビチーズです。

バターミルクは脂肪分が少ないので、そのままではあまり美味しくありません。
そこで黒コショウやにんにくを混ぜ込んでコクを足しています。
昔は暖炉の脇に吊るして熟成させていたので、吊るしやすいよう紡錘系(レモンのような形状)になりました。

ガプロンは熟成が進む前はもっちりとした食感とスパイシーな味が楽しめます。
熟成が進むとほわほわの白カビが付き、やがて茶褐色の染みがあらわれると濃厚な風味へと変わっていきます。
最後にはナイフで切れないほど固くなるので、すりおろしてリゾットやパスタの料理に使うと良いでしょう。

ガプロンの食べ方は?

スモーキーな風味も楽しめるので、スモークチーズのように食べるのもおすすめです。
ワインに合わせてももちろん美味しいですが、コショウやにんにくが入っているのでビールとの相性が抜群です。
保存する際は外装を取りクッキングペーパーにくるんでおくと、きれいに全体的にカビが生えてきます。

種類白カビチーズ
産地フランス/オーヴェルニュ圏
原料乳牛乳
AOC年認可外
熟成期間1~2ヶ月