赤ワインとチーズのマリアージュは?
チーズとあわせるワインといえば、やっぱり赤ワインという人も多いと思います。
とはいえ、ワインもチーズも種類が豊富でいろいろなタイプがあるので、いざ選ぶとなると悩んだり難しいと感じるかもしれませんね。
好みのチーズを見つけて、ワインとのマリアージュを楽しんでくださいね。
ライトボディの赤ワイン
気軽に楽しめるライトな赤ワインには、似たテイストのチーズと組み合わせがおすすめです。
軽めの味わいのチーズを選ぶことで、ワインと調和してお互いの美味しさが引き立ちます。
フルーティーな香りでやや酸味もあるクロタン・ドシャヴィニョルやセル・シュール・シェールなどのシェーブルタイプのチーズや、白カビと青カビの両方を使ったブレス・ブルーも相性が良いチーズです。
ブレス・ブルーは、白カビのクリーミーさと青かびのシャープな辛さが絶妙なバランスで、フルーティーな赤ワインによく合います。
スーパーで手に入る、ガーリックやハーブなどを練りこまれているブルサンもおすすめです。
夏の暑い日などは、スパークリングワインとだけでなく、冷やした軽めの赤ワインとチーズで、マリアージュを楽しんでみてください。
ミディアムボディの赤ワイン
食中に最適なミディアムボディの赤ワインに合わせるチーズは、選択肢が広くいろいろなチーズがあります。
例えば、日本でもなじみ深いミモレットやゴーダなどのハードタイプのチーズがおすすめで、ハード系なら比較的どのチーズでも合います。
シェーブルチーズなら、ピラミッドの先端を切り落としたような特徴的な形のシェーブルタイプヴァランセは、クセがあまりなく酸味とコクのバランスが良いので、果実味豊かなミディアムボディの赤ワインによく合います。
また、エポワスやマンステールといった、旨味が濃厚なウォッシュタイプのチーズとも相性が良いです。
レストランに訪れた際には、食後にぜひ楽しんでほしいマリアージュです。
フルボディの赤ワイン
タンニンがしっかりした重めの赤ワインには、その味わいに負けない風味豊かなコクのあるチーズを合わせてみてください。
ウォッシュチーズの定番モン・ドールや強い香りのマロワールなどがおすすめです。
青カビタイプであれば、高貴なブルーチーズとも呼ばれるフルム・ダンベールはクリーミーなので、乳脂肪分を流してくれるタンニンが豊富な重めの赤ワインと相性バッチリです。
逆に、シェーブルやハード系のチーズは酸味が強めなので重めの赤ワインとは相性があまり良くないものもあります。
シェーブル系とは全般的に余り合いませんが、ハード系であれば、ナッティでコクのある味わいの熟成したグリュイエールは酸味がおだやかなのでおすすめです。
変わったチーズだと、ノルウェーで造られるイエトオストも面白い組み合わせです。
ノルウェーでは朝食の定番チーズなのですが、そのキャラメルのような甘みが赤ワインの渋みをマイルドに感じさせ、重めの赤ワインとのマリアージュが楽しめますよ。
ぜひ、お気に入りに合わせ方を見つけてください!